大阪府 心霊スポット。自転車同士の死亡事故の末、仕事帰りの老女が亡くなったという。事故から数日経たない内に老女の霊が出るというまことしやかな噂が流れ始めたという。
【現場】
現場は住宅街と団地街の境界線辺りの見通
しの悪い交差点。
治安もあまりよろしくない。暴走族多発地帯。
褒姒先生「龍鳳先生・・・」
龍鳳先生「何ですか?」
褒姒先生「取材に来るというのに何ですか、
そのヌンチャクは・・・」
龍鳳先生「だって治安が悪いし徒歩だって言
うから」
褒姒先生「この時間にそんなもの、振り回して
歩いていたら職質されますよ」
その時、非常灯無灯火の白バイが3台、二人
の横を通り過ぎていった。※本当です
褒姒先生「・・・・・・・」
龍鳳先生「・・・・・・・・」
【現場】
龍鳳先生「どうですか?老女の霊は」
褒姒先生「残念ながら、というか噂とは違うよう
だよ。自分の歳も歳だから相手の人を恨んだり
というのは無いようだよ。かえって相手の人に同
情してる。自分も残念だったけど、あなたも災難
だったねって。優しいおばあちゃんだったようだ
よ」
龍鳳先生「残念な事故だったようですね」
褒姒先生「そうですね。ぢゃ、私、先に
帰りますね♪」
と言って褒姒先生は自分だけチャリンコ猛ダッシュ
で風のように走り去った。
龍鳳先生は一人ヌンチャクを手にぽつねんと取り
残され、老女の霊に見送られ、とぼとぼと歩き出す
のだった。
風の音に乗ってやや遠くから白バイのサイレンが
聞こえていた夜。
龍鳳先生「摘発活動ご苦労様です」と一人つぶや
くのであった。