大阪府。心霊スポット。犬鳴トンネル。
大阪では一、二を争う有名な心霊スポット。
・・・がしかし現在は改築されており綺麗なトンネルとなっており、見た目怖さは半減であるが・・・・・。
【入り口】
龍鳳先生「
褒姒(ほうじ)先生「何です?この元気は?さてはトンネルが綺麗ですので怖くないのでしょう」
龍鳳先生「はっはっはっ!私に怖いモノなどないのです」
褒姒(ほうじ)先生「・・・でもこのトンネル、見た目は綺麗ですが何か変な気配がしますよ」
龍鳳先生「またそうやってケチつける~~~~」
【内部】
褒姒(ほうじ)先生「・・・ホラ、ね?」
龍鳳先生「うむむ~~。何か変だ」
褒姒(ほうじ)先生「このトンネルを出た先は、道は行き止まりとなっているそうです」
龍鳳先生「では何のためのトンネル?」
褒姒(ほうじ)先生「昔、この先には今となっては廃村か鉱山かあったのかもしれませんね」
【内部】
Kさん「この辺りで昔、車を停めてライトも消していたのですよ。噂があったから。すると、お婆さんと乳母車が車のすぐ横を通っていったんです。
変だと思って降りてみると誰もいない。
でも・・・車のすぐ側の路肩に、アルミ製の乳母車の車輪が落ちていたんです・・・」
龍鳳先生「今の乳母車は、みんなプラ製ですから古いものですね」
褒姒(ほうじ)先生「落ちていた車輪も婆さんも怪しいんだよ」
龍鳳先生「・・・・・・・・」
【内部】
龍鳳先生「
褒姒(ほうじ)先生「なんだよ、そりゃ。さっきと随分迫力が違うじゃんか」
龍鳳先生「このトンネルは検証の結果、非常に怪しく、過去の霊が今だに往来をしている、という事でちゃんちゃん」
褒姒(ほうじ)先生「ちゃんちゃん、じゃねぇよ。向こう側まで行くよ」
龍鳳先生「え~~~」
【出口】
褒姒(ほうじ)先生「え~~じゃないよ。人に関わろうとしている霊がいるなら、ご供養せねば」
龍鳳先生「だって、褒姒(ほうじ)先生、何かあったらすぐ、みんなで俺を置いて逃げようとするでしょ?」
褒姒(ほうじ)先生「逃げ足の速さでは龍鳳先生に、かないませんよ」
龍鳳先生「ふんとにもう」
褒姒(ほうじ)先生「う~~ん」
龍鳳先生「どうしました?」
褒姒(ほうじ)先生「過去の時代の霊というより、様々なのだね」
龍鳳先生「さっきから小学生位の赤いランドセルを背負った女の子が付いてきてるような気がします」
褒姒(ほうじ)先生「ここは霊道が続いているからね。地理的にも七山近いでしょ。七山で女の子が行方不明になっているよ。おうちに帰してあげた方がいいね。寂しさのあまり悪いものとなってしまう事もある」
龍鳳先生「亡くなっているのですね」
褒姒(ほうじ)先生「・・・・・」
心の中でお話をなさっているようだ。
褒姒(ほうじ)先生「さ、行きましょう」
龍鳳先生「うん。何か涙が止まらない」
褒姒(ほうじ)先生「諦めない事はとても大事。しかし現実を認識して事を進めていくという事もこれまた非常に大事。今、私にはそれしか言えない。大丈夫。神仏様にお話は通しますので、お気に入りのくまさんの、ぬいぐるみとお母さんの所へ一度帰りなさい」
龍鳳先生「こういうのって、こういう犯罪って俺は許せない。涙が止まらない」
褒姒(ほうじ)先生「さぁ、次へ行きますよ。私達を待っている霊は沢山いるのですから」